515Fra73lrL__SL500_AA300_.jpg「ゾクチェンの教え」
1995年の阪神淡路大震災の直後、マヤンソーラーイニシエーションから帰国してすぐの頃、吸い込まれるように入った本屋の棚で、ひときわ輝いて見え思わず手に取ったのがこの本。まるで本に呼び止められたかのような一瞬。
永沢さんの訳者あとがきに書いてあった“「ゾクチェンは地球以外の十三の太陽系で教えられている』とメンガギデのタントラの一つに書かれている”というくだりを読んだ時には鳥肌@@
それ以来いつかリンポチェに実体で御目文字叶うその時を、待って待って17年。

ようやく2012年のナムカイノルブリンポチェ来日ジャパンリトリートでその念願叶い(それも中国茶カフェLASAHでの奇跡の15分間があってこそ)、地上に生きるマスターから同じ空間にて直伝して頂くことができたことは感慨無量(思えば去年は本当に自分の内側と向き合う濃厚な年であったなと)。
そしてそこで出逢わせて頂いたのは、やはりこのタイミングだからこそというVajra Dance。
マヤで受け取った「時の叡智」(地球暦)とEarth曼荼羅がばっちりリンク。
17年前に授かった種子が、2012年にようやく発芽。
しかも自分が体を動かすということに前傾姿勢になるものがこの世に存在していたなんて(しかもDance)、想像だにしなかったことが現実に起き、そしてやはりこれまでやってきたことがこれで良かったんだという大安心をこれほど齎してくれるとはまさか思いもよらず。

まさに「時代が移ったのだ」ということをリアルに目の当たりにさせて頂いたのが2013年のKYUさんによるジャパンリトリート。もう閉ざされた教えではないということ。ゲートはすでに開かれたというタイミングに立ち会わせて頂いたことも有難く。
これを機にリンポチェがその教えを授かったというマサチューセッツ、マンダラバの御座す ダキニの聖地カンドロリン に、どーしても行かずにはおられず ^^
やはりそこは世界中の数学脳集団が集まる場所だけに、宇宙から神聖幾何学図形が降り注がれている聖地。まるでマトリックスの画面のように数式が降りてくる。
リンポチェを通して降ろされたのが宇宙曼荼羅のダンスというのもむべなるかな。
そしてここでのダウンロードとアクティベーションを済ませてのNYグラウンドゼロでのメタトロンワークへ繋がるとは思ってもおらず。
さらにここから日本は変動の渦中にあるからこそのVajra Dance。
一人でも多くの方々と共有れきればと思います。

これまで内部に入った人にしか伝えられて来なかった秘儀秘伝という立体曼荼羅が、然るべき時を迎え、まるで内側から外側に向けて展開してゆくように、その深遠なる叡智を自ら開示してゆくが如く。
そしてその立体曼荼羅の展開はゾクチェンの叡智に限らず、すべての軸で起きていることなのだと。

改めて思うのは、これまでそのような叡智を累々と護ってこられた先達の方々への感謝の気持ちと尊敬の念。
だからこそ、そのような方々の想いも大切にした上で、この時代に生きる人類に継承されてきた叡智に一人でも多くの方々が触れる機会を提供する一助を担いたいと思わずにはいられません。

“ゾクチェン”を伝えること、それに一生を捧げる方もいらっしゃる中、そういう立ち位置にいないわたしが語ってよいとは到底思えませんが、本を手に取ってからリンポチェにお会いするまで18年かけてじわじわと消化してきたわたしなりの見解としては、やはりこの時代を選んで生まれてきて、そしてその曼荼羅の上に立つ機会を持つ人達は、すでにこのゾクチェンという宇宙真理の詔に、かつて一度ならず触れたことがあるのだと。
そしてそういう縁ある方々と一緒にその曼荼羅の上で舞う至福の喜びを、これからも重ね、さらにこの輪を広げてゆきたいと思います。

DZOGCHEN WEB CAST
リンポチェが世界中で行われているゾクチェン・リトリートに Webcastを通じて参加し、トランスミッションを受けることで、金剛舞の神髄に触れることが出来ます。
日程などは随時、twitter(munselling) にてお知らせされています。
詳細は Dzogchen Community JAPAN のホームページをご覧ください。

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